2017年03月08日

上達の秘訣


3月号
上達の秘訣

春を迎え、新しいことにチャレンジしようという人も多いでしょう。
新しい物事への挑戦には勇気がいります。また、上達するまでに時間がかかると、途中で投げ出してしまいたくなることになります。ガーン
鎌倉後期に、歌人であり随筆家の吉田兼好が書いた「徒然草」には、芸能を習得する秘訣について、次のようなことが記されています。おおよそ700年前に書かれたものですが、現代にも通じるものがあります。キョロキョロ

「下手なうちは、人に知られないようにこっそり練習して、上手になってから人前で披露したら、奥ゆかしいと世間では言われる。これはものにはならない」

「未熟な時から、人の中に交じり、けなされたり笑われたりしても、恥じずに、そ知らぬ顔で続ける人が、我流に陥ることなく、上達し名声を得るのだ」


新しいことを始めたばかりの頃は、人目が気になり、周囲の意見に一喜一憂してしまうこともあるでしょう。しかし、意識過剰にならず、その場その場を楽しみながら、何事も行ないたいものです。


今日の心がけ


下手でも堂々と行ないましょう



千利休の教えに、「守破離」というものがあるのをご存知でしょうか。

戦国~安土桃山時代に活躍した千利休が詠んだ和歌があります。オドロキ

「規矩作法 守りつくして 破るとも 離るるとても 本を忘るな」



「守」「破」「離」の三文字を含むこの和歌が、「守破離」の概念が広まるきっかけとなり、武道や茶道、華道といった日本の伝統芸能において長く語り継がれてきたそうです。「規矩」とは規範の意味で、この和歌は「教えはいつしか打ち破り、離れることも大切だが、基本を忘れてはならない」という教訓を言い表しています。



「守」「破」「離」のそれぞれの意味とは。
キョロキョロ


「守」とは、無知の者が師匠の教えを忠実に守り、再現してみることです。つまり真似することですね。指導者の行動を見習い、基本の型にのっとり、技を確実に身につける段階を指します。教えられたことをそのまま実行するということは、学習者に求められる最低限のことと言えます。


「破」とは、師匠から教わった基礎の上に、自分なりの改良を加えることです。他の指導者や別のやり方も参考にしつつ、良いものを取り入れながら、自分のスタイルを確立していく段階を指します。もはやこのレベルに達している人は基本的に学習言語をペラペラに喋れる人であり、自分らしさを求めてアレンジを加えられる人ですね。


そして「離」とは、師匠の教えから離れ、独自の方法を編み出すことを言います。学んだことを、自分で発展させる段階です。普通の人がこの段階に到達することは難しく、名人の域であるとも言われます。これはもはや語学習得においては不必要かもしれませんが...


これらを見ても多くの人が求めているレベルは「守」を実行することで十分に到達することができると思います。基本(発音や文法ルール)に忠実になり、その上で実際の外国語の師匠であるネイティブの実際の使い方を真似する。これが語学習得の一つの秘訣になると思います。




是非、語学習得に「守破離」(特に「守」)の教えを取り入れてみてはいかがでしょうか。good  


Posted by すまいるガーデン  at 09:05Comments(0)日記朝礼