2018年10月19日

人生の法則



10月号
人生の法則


「致知」創刊40周年を迎えて・・・

10年で得たそれは、人間の花は10年後に咲くということである。人間の花はすぐには咲かない。5年、6年でも咲かない。こんなに努力しているのに、と中途で投げ出す人がいるが、それでは永遠に花は咲かない。10年の歳月が教えてくれた法則である。

20年で得たのは、人生は投じたものしか返ってこない、ということである。人生に何を投じたか。人生に投じたものが自分に返ってくる。人前では健気に努力している振りをしているが、人目がないところでは手を抜く。それも人生に投じたものである。そういう姿勢はその時はさほど意識されないが、数年、あるいは数十年後に必ず自分に返ってくる。恐るべきことである。

30年で得た気づきは、人生は何をキャッチするか、キャッチするものの中身が人生を決める、ということである。同じ話を聞いても同じ体験をしても、キャッチするものの中身は千差万別である。つまり人生は受け手の姿勢が常に問われる、ということである。そして、キャッチするものの質と量は、その人の真剣度に比例する。

40年のいま抱いている思いは、道は無窮ということだ。道に限りはない。人生これでいいということはない。


道元の言葉に・・・
「学道の人、もし悟りを得るも、今は至極と思うて行道をやむことなかれ。道は無窮なり。悟りてもなお行道すべし」


道を学ぶ人は、悟りを得てもこれでいいと思って修業をやめてはいけない。悟っても修業を続けなければならないということである。



釈迦の言葉に・・・
「上求菩提 下化衆生」である。

どこまでも自分という人間を向上させていくこと。それが「上求菩提」である。
「下化衆生」とはその自分をもって人のために尽くしていくこと。



人は何のために生きるのか・・・
何のために働くのか・・・
何のために学ぶのか・・・


そのすべての問いに対する答えをこの言葉は包含している。good  


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2018年09月21日

内発力



9月号

内発力




ALSOK会長兼CEO    VS    全日本柔道男子代表監督

村井  温                  井上  康生



強い人材、組織をつくる要諦


1.村井氏が人生の歩みの中で心の支えにしてきた言葉

  「臨済録」にある、いかなる場合でも主体性を持って力の限り行動すれば必ず道は開けるということで、「随所に主となれば立処皆真なり」    の言葉も大事にしてきました。
  もう一つは、「善敗由己」という言葉。これは成功も失敗も全部自分によるという意味です。


2.井上氏のプロに欠かせない言葉

  「熱意」・・・目標に対して「こんなもんでいいや」という中途半端ではなく、何が何でも達成するのだという熱意を示すことが大事である。
  「誠意」・・・相手に対しての信頼や敬意といった誠意を忘れない。
  「創意」・・・創意の源は知識力で、指導者として常に学び続ける心を忘れない。
  もう一つ大事にしているのは「覚悟」です。

  


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2018年08月16日

変革する



8月号

変革する




フューチャー会長兼社長    VS   ウシオ電機会長

 金丸  恭文                 牛尾  治朗


牛尾治朗氏は若い逸材を見抜く名手である。その牛尾しがかねて目をかけてきた人に、金丸恭文氏がいる。
若くして日本初のITコンサルティング会社を立ち上げた金丸氏は、現在は国の変革にもその力を遺憾なく発揮し、まさに時代をリードしてきた変革者。その金丸氏がともに未開の地平を切り開いてきた二人が、ここに会して語る変革の道・・・


変革は難しいが現状維持はもっと難しい
牛尾氏は・・・今は日本の社会とともに、企業のリーダーにも大きな意識変革が求められていますね。ただこれからは、トップが主導で変革を進めていけるほど単純な時代ではありません。トップが一手に担って皆が従うのがいいのか、部下に提案させて承認するのがいいのか、しっかると見極めることが重要です。


金丸氏は・・・
カリスマ的リーダーというのは、自分を基準に考えていると正常なジャッジができなくなるので、自己抑制能力というのが求められますね。
勝負するタイミングと、そこにつぎ込む至言を考える際もそうです。中途半端な勝負は勝負に繋がらないばかりか、敗北に繋がるケースのほうが大きいですかね。
実際の仕事もいろんな人に分担させて、会社の頭脳の分散を進めておいたほうがいいですね。その上でコミニュケーションを円滑にして、各人がうまく連動できる司式づくりというのがすごく重要でしょうね。
それからもう一つ、変革を実現していく上で大切な研究開発についても新しい発想で臨む必要があります。従来のように確実なリターンを追及する研究開発とは別に、こんなことができたら面白そうだとか、びっくりするんじゃないかとか、そういう夢見たいなことに挑戦する研究開発というのもあっていいと思います。
大きな変革を起こすためには、むしろそっちの方を大切にしなければいけないと私は考えているんです。
  


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2018年07月24日

人間の花




7月号

人間の花

「人間の五衰」

木が衰えていく状態と同じく、人間も貪欲、多欲なって修養しなくなると風通しが悪くなり、真理や教えが耳に入らなくなり、善語善言を学ぼうとしなくなる。
では、人間の花はどういう人に咲くのだろうか・・・
あるいは、人間の花を咲かせるために大事なことは何だろうか・・・

雑念、忘念を心に茂らせている人には花は咲かない。
心の雑草を取り去り、よく手入れし、調和させている人、心の力を良く知る人のみが、人間の花を咲かせるのだろう。


「易経」にこういう言葉がある。
「性を尽くして命に至る」
自分が天から授かったもの、持って生まれた能力をすべて発揮していくことで天命に至る、というのである。
  


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2018年06月08日

父と子



6月号 
父と子

東京家庭教育研究所の創設者:小林 謙策氏(故人)の文

父は中学校の校長をしていた。
自分は負けず嫌いだったから、娘に対しても小さい時から「偉くなれ」と言って育ててきた。大きくなると、さらにその上に、「人よりも偉くなれ」と育てた。
小学校から高校まで、娘は順調に伸びていった。だが、東京の大学に進むとそうはいかなくなった。いくら努力しても自分より優れた人は数多いる。
娘は絶望し、電車に投身自殺をした。オドロキ
「両親の期待にそうことができなくなりました。人生を逃避することは卑怯ですが、いまの私にはこれより他に道はありません」
残された手紙にはそうあり、続けてこう書かれていた。
「お母さん本当にお世話様でした。いま私はお母さんに一目会いたい。会ってお母さんの胸に飛びつきたい。お母さんさようなら」
これを読んだ母は狂わんばかりに娘の名を呼び号泣した。

小林氏は・・・
「子供は這えば立ちたくなり、立てば歩きたくなり、歩けば飛びたくなる。これが子供の自然な姿。子供は無限の可能性を持って伸びようとしている。それなのに私は愚かにも、「人より偉くなれ」と言い続けてきた。
「自分の最善を尽くしなさい」とだけで、娘は十分に伸びることができたはず。私は娘の死によって、家庭教育の重要性を痛感しました」


以後、小林さんは家庭教育の探求と普及に生涯を捧げ、平成元年に亡くなられた。


父と子・・・何気なく言ってしまう言葉の向こうには受け止める人間の心にどう響いているか。
本当に思い知らされた内容でした。小林氏の捧げられた行動を無にしないようにしていきましょう。  


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2018年05月22日

利他に生きる



6月号

利他に生きる

「人」という文字は、人は人によって支えられている存在であることを示している。
事実、この世に一人で生きている人は一人もいない。換言すれば、人は皆、利他の心によって生かされているのである。利他の心は人間が生きていく上での必須条件といえる。
孔子は仁(思いやりの心)を説き、釈迦は慈悲を説き、キリストは愛を説いた。
ともすれば利己に染まりがちな心を是正すべく、人間存在の本質は利他にあることをその一語で端的に示したのだろう。

二宮尊徳は「二宮翁夜話」の中でこう言っている。

「人間の体の組み立てを見なさい。人の手はわが方に向いてわが為に便利にできているが、向こうに向けて推してやることもできるようになっている。鳥獣の手はこれに反して自分の方に掻くことしかできないようにできている。だから、人たる者は他の為に推し譲るという道があるのだ。それを自分の為に取ることばかりに努力をして、他の為に譲ることを忘れてしまった者は、人にして人にあらず、禽獣と同じである。恥ずかしいことではないか。ただ恥ずかしいだけではなくて、天理にはんすることであるから、ついには滅亡するだろう」

  


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2018年04月07日

本気 本腰 本物



4月

本気 本腰 本物

坂村 真民氏の詩

この道はあきることはない  あきる道は本物ではない
この仕事はあきることはない  あきる仕事は本物ではない

ただ、あきることなく続ける道、仕事も、楽しいことばかりではない。苦しいことや辛いことことにも直面する。



闇があるから、光がある、苦があるから、楽がある、闇を生かせ、苦を生かせ

苦がその人を、鍛え上げる、磨き上げる、本物にする

追い詰められて、初めて人間は、本物になる、だから本物になるためには、絶体絶命の瀬戸際に、立たされねばならぬ


片足だけを水の中に入れ、私は本気、と言っている人が多い。本気とは身体全体を水の中に投じることである。すると、腰が入る。
腰を入れるから、真の力が出てくる。そして、その姿勢を何十年も続けることで本物になるということだろう。
人生は一度きりである。本気、本腰でことに当たりたい。
  


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2018年03月08日

天我が材を生ずる必ず用あり



3月号
天我が材を生ずる必ず用あり

この言葉は唐代の詩人・李白の言葉である。
材には才能の意味もあるが、身体の意味もある。後者の意を採れば、天は自分という人間をこの世に生んだ、天が生んだ自分には必ず用、即ち役割、使命がある、と解釈できる。
せっかく人間としてこの世に生まれてきたのである。自らの使命に気づき、それを果たさないでは生まれてきた甲斐がない。
李白は己の覚醒をこの詩に託したのだろう。

明代の哲人・陳白沙にはこういう言葉がある。
「人七尺の身体を具うるも、此の心、此の理を除了すれば、便ち貴ぶべきなし。すべてこれ一包の膿血裏、一大塊の骨頭のみ・・・即ちこれを命けて禽獣というも可なり」

人間から心、道理を除いてしまうと、ひと包みの膿と血の袋、大きな骨の塊にしかすぎず、鳥や獣と変わらない。換言すれば、人は志や理想を持って初めて人となる、ということである。

志、夢、理想を持つことこそが用を知るための前提といえる。キョロキョロ

次に大事なのは、自分の仕事に精一杯打ち込むことだ、とは多くの先達が教えるところである。趣味では人間は磨かれない。人は仕事を通してしか自分を磨くことはできない。

そしてもう一つ大事なことは、「休まず、続ける」ことだろう。good

「学問の大禁忌は作輟にあり」と吉田松陰はいっている。
学問は修めていく上でもっともよくないのは、やったりやらなかったりすることだ、というのである。自明の理であろう。
  


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2018年02月09日

活機応変



2月号
活機応変

「巻頭の言葉」  JFEホールディングス特別顧問  數土 文夫氏

古代中国の斉の名宰相・管仲
賞罰明らかになれば則ち徳の至れるものなり

政・官・財、あらゆるところで不祥事が相次いでいます。さらに残念なことは、いずれの不祥事も責任の所在が明らかにされていないことです。
リーダーは信賞必罰の重み、そしてその実践は徳の極致であることを理解すべきだと言っております。
現場を熟知していないリーダーに、的確な信賞心罰の実践は不可能です。平素から現場に足繁く通って実情を十分把握しておくこと。その上で、なぜその人が褒めるに値するか、なぜその人を罰するのかを明確にして皆を納得させ、組織の士気が上がるよう努めなければならないのです。

管仲は次のようにも説いています。
「衆人のその心を用うるや、愛は憎しみの始め、徳は怨みの本なり。ただ賢者は然らず」

凡人は、報いられることを期待する。したがって誰かをえこひきいきすれば憎しみのもとになり、誰かを罰すれば怨みを買う。ゆえに多くの人は、徳の極みである賞罰を明らかにすることをちゅうちょしますが、賢者はそうではないということです。

徳を積んでいる者は決して孤立することなく、必ず理解者が現れるというのが一般的な解釈です。
安易に徳を実践すると皆から疎まれ孤立する場合が普通だ。しかし、勇気を持ってこれを為せば良い結果がもたらされ、その決断を評価する賛同者が後々の世でも必ず現れることを示唆しているとも言っているのです。
  


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2018年01月25日

仕事と人生



1月号

仕事と人生

一流の人は一流の仕事観を持ち、一流になる働き方をしている。
拍手
ロダンの言葉

「仕事は生活の方便ではない。生活の目的であり、働くことが人生の価値であり、人生の歓喜である」

カーライルの言葉

「自分の仕事を見つけた人が最も幸せである。彼は他の幸せを探す必要がない」

土光敏夫

「この地上に同じ人間は一人もいないが、たった一つだけ同じ条件の中で人は生きている。それは一日24時間を平均に与えられていること。それをどう活かすかがその人の人生であり、責任である」

森 信三


「たとえ時代がいかに推移し展開しようとも、人は自らの職業を天より与えられたわが使命達成の方途として、これに対して、自分の全身全霊を捧げるところに人生の真の幸せは与えられる」


人生は一度、やらされ感で仕事をやっている限り、いくら努力しても、その努力は実らないそうです。キョロキョロ   


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2017年12月16日

遊(ゆう)


12月号
遊(ゆう)


遊(ゆう)。遊ぶ。古くは「游」とも書いた。
漢字の大家、白川 静氏によれば、遊とは神びが原義で、神とともにする状態のことだという。
遊は暇つぶしではない。また何かの為にするものでもない。子供の遊ぶ姿にそれは如実である。遊ぶ子供は、どんな遊びであれ、その遊びと一体になっている。夢中である。無心である。
昔、明治生まれの大人たちには、人生そのものを遊んでいたかの様な人が多い。百歳の時に30年分の仕事の材料を買いこんでいたという彫刻家の平櫛田中はその典型である。

こんな言葉もある・・・
「六十七十ははなたれ小僧、男盛りは百から百から」
「五十六十ははなたれ小僧、七十八十働き盛り、九十になって迎が着たら、百まで待てと追い返せ」

人生を楽しみ遊んでいた人の姿が見えてきます。
遊び心を忘れずに頑張りましょう・・・good  


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2017年11月20日

一剣を持して起つ



11月号

一剣を持して起つ

一剣を持して起つとは、自分の得意技を持って世に立つ、ということだろう。
そのためにはまず、何を持って自分の一剣とするかを見定めることが第一である。そしてその次は、その一剣を磨くことにある。

致知出版社の本で「一流になる人の二十代はどこが違うのか」の中でその人たちに共通して言えるのは、皆さん下積みを経てきているということである。

被害者意識で生きる人に一剣は与えられない。キョロキョロ


一流になる人の条件は・・・ファンクショナル・アプローチ研究所社長 横田 尚哉氏
                  

やっぱり人の為に一生懸命になれるかどうか、そこが一流と二流の境目じゃないでしょうか。
二流・三流の人は自分の人の為に仕事をするけど、一流の人は相手の為に仕事をするし、相手の要望を上回る心遣い気遣いができる。また、いつどんな時でもそういうことができるように、常に準備を怠らない。
  


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2017年10月17日

自反尽己



10月号
自反尽己

自反尽己とは、自らに反り己を尽くすことである。
自反とは指を相手に向けるのではなく自分に向ける。すべてを自分の責任と捉え、自分の全力を尽くすことである。



日本を美しくする会・相談役  鍵山 秀三郎氏の言葉

残念ながら、日本という国が今、心情の上で着実に毀損、哀微しつつあることを私は痛感しています。
例えば、いじめの統計数字は毎年一年遅れで発表されていますが、いくら数字を分析したところで、いじめが減るどころか増える一方であり、しかも陰湿化し続けています。
いじめに限らず、他者への配慮、特に弱い立場の人への思いやりに欠ける行為が増え続けていることは、統計の数値には表れませんが、今の世相を見れば明らかです。
私も先日バスに乗っていた時、乗車してきた老人が、時間通りに来なかったといってステッキを振り上げ、ものすごい剣幕で運転手さんを怒鳴りつけるのを目の当たりにしました。
一つ一つの出来事は社会全体から見れば刑法に触れるようなことではなく、小さな取るにたらないことのように見えるかもしれませんが、当事者にとっては大変な問題です。そうした小さな問題が行き詰った風潮になっているのです。
これは実に恐ろしい問題であり、このままいくと日本の将来はどうなってしまうのかと思うと、私は暗澹たる思いに苛まれます。
こうした悪しき風潮を改め、日本人が明るく、生き生きと生きていくには、各界のリーダーが弱者に対する配慮を欠かさず、自分の持ち場でしっかりと責任を果たし、人々の期待に応えていく以外にないと私は思います。リーダーが立派な姿勢を示していくことによって、人々の心もよい方向に導かれていくと思うのです。


1.福井県池田町の町立池田中学校で今年3月に2年の男子生徒(当時14)が自殺した問題
  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171017-00000004-asahi-soci

2.キレる中高年、精神科医が指摘する哀しき理由
  そもそも怒りをコントロールできないのが“キレる”ということ。その怒りを理解するには、大まかに3つの視点があるという。
  http://diamond.jp/articles/-/125629?page=2

  


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2017年09月18日

閃き



9月号
閃き(ひらめき)

宇宙は自分の存在を知らしめるために人間を作ったのだ、とある科学者から聞いたことがある。そのために宇宙は人間に言葉を考えさせ、高等数学を発明させたのだ、とも伺った。生命がこの宇宙に誕生した奇跡のような事実に対し、科学者もそのように表現せざるを得ないということだろう。
このことからいえば、閃きもまた宇宙意思が自分の存在をいち早く人間に知らせるために、あるいは自分の意思を素早く感得させるために、人間にだけ与えた特殊能力なのかもしれない。
地球上のあらゆる創造は、人間の閃きから生まれてきた。人類の歴史は閃きの歴史、ということもできる。

松下幸之助氏は閃きによって数々の困難を乗り越えてきた人である。その松下氏が、閃きの基本は「熱意」だという。

「熱意が基本にあると、絶えず、寝ている間でさえも考えるようになる。ぼくは寝る間も惜しんで仕事をしてきた。・・・そうなると不思議なもので新しいことが浮かんでくるものだ。浮かばないとすれば、その熱意が足りないことほかならない」

ではどういう人に天は啓示を与えるのか。

「美しい心をもち夢を抱き、懸命に誰にも負けない努力を重ねている人に、神はあたかも行く先を照らす松明を与えるかのように、知恵の蔵から一筋の光明を与えてくれる」


  


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2017年08月05日

維新する



8月号



東急電鉄社長  野本弘文  VS  大和証券グループ本社顧問  鈴木茂晴

いま世の中が目まぐるしく変化している。規模の大小を問わず企業の盛衰も刻々と移り行く。その中にあって、今期10年ぶりに過去最高益を更新した東急電鉄。片や就職人気ランキングで1位に選ばれた大和証券。


それぞれの組織を繁栄発展へと導いてきた道のりについて語り合っていただいた。そこから見えてきた維新の要諦とは・・・キョロキョロ

東急電鉄野本社長が社長になって掲げて「三つの日本一」というビジョン

1.「住みたい沿線日本一」
  都心部へのアクセスや駅直結の施設はもちろん、町に緑が沢山あり、学校や保育所、病院などが充実していて、子供からお年寄りまで幅  広い層の人達に安心と快適を感じていただけることが必要である。

2.「訪れたい町日本一」
  私達の本拠地である渋谷を日本一訪れたい町にしようと。渋谷は言わずと知れた繁華街ですが、そこに甘んじていてはダメでであって、常  にいくつかの話題性のあるものをつくり、変化させていかなければならない。
  現在行っている渋谷駅再開発の全体的な完成は2027年度となります。先立って2019年度の開業を目指している超高層ビルは230m   です。屋上には日本最大級の規模を誇る展望施設を設置して、そこから足元には渋谷のスクランブル交差点が、遠くには富士山が眺めら  れる。

3.「働きたい街日本一」
  これは二子玉川をその街にすることです。昔から高級住宅街として有名でそういうイメージではなかった。そこを職住近接エリアとして再開  発し、2015年に「二子玉川ライズ」をオープンしました。
  楽天の三木谷さんも「ここは面白い」ということで本社を移転していただきました。開業前に比べると開業前は一日約10万人の乗降客だっ  たのが16万人になりました。

大和証券が就職ランキング1位に選ばれるまで・・・オドロキ

私が社長になったときは100位ですよ。学生にしたらランキング30位なったとしても誰も知らない。なぜそこもまでこだわったかというと、社員とその家族が見ているからです。
順位を上げることで優秀な学生に来てもらえることは重要ですが、それよりも社員自身とその家族のプライドやモチベーションを高めることのほうが比重としては大きいんです。


東急電鉄創業者の五島慶太の先見の明・・・

沿線のお客様には「ゆりかごから墓場」まで徹底的に世話を焼くんだだと言われていたそうです。
普通は自分の沿線のお客様を囲い込もうとするんですが、五島さんは自分のところだけがプラスになればいいという発想じゃなくて、とにかくお客様の利便性を最優先しなさいと。
西武さん阪急さんだとJR駅の近くに別に駅を構えていますが、東急は相互乗り入れを行い直結することに伴い結果的には便利だということでお客様に沿線に集まって頂いていると言うことです。


経営トップに必要な3つの条件

1.構想力・・・しっかりとしたビジョンを掲げる
2.判断力・決断力・・・多くの人の意見を聞いた上で、何が正しいかを取捨選択ができる
3.対応力・・・意思決定したことを事前に察知するとともに、トラブルが起こった場合にいかに早く正確に処理できるか。
  


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2017年07月11日

師と弟子



7月号
師と弟子


リオ五輪三ヶ月前の怪我

父親であり監督の義行氏は、常に4年先を見てやることを指導してきたと言います。私の選手時代は失敗の連続で、力は合ったんだけれども、オリンピックの年は怪我をしたりサイクルが悪く、結局4回トライしたうち1回しかでれなかった。
娘には同じ鉄は踏ませないとやってきていたが、直前に腰痛が悪化し、万全とは言えない状態での戦いになりました。
試合当日、3回の試技のうち2回連続失敗してしまいもうこれでダメかなと不安がよぎりました。その時父から「大丈夫、大丈夫」過去の2回はもう頭の中から切り捨てろ。次がファストトライだと思ってやれ」「絶対取れるから言ってこい」と言われたそうです。
やるべきことはやってきたので、もう思い切ってやろう、1%でもある可能性を信じてとにかく頑張ろうって言う気持ちで最後の試合に臨んだのです。あの時の会場の声援も凄くて会場が取らせてくれた感じでした。


バーベルに「ありがとう」
父は私が彼女を16年間教えてきて、3回目を挙げた後にバーベルに抱擁した瞬間が、一番忘れられません。
宏美さんは、あの時はバーベルに対して、挙げさせてくれてありがとうって言う感謝の気持ちでした。この4年間にバーベルを作っている職人さんにお会いしたことも大きかったです。本当に小さな工場で4~5名の方が、機械ではなくて一本一本手間隙欠けて作ってくださっている。そういう姿を見た時に、もっと物を大切にしなきゃいけないと思い、練習の終わった後に掃除や道具の手入れは以前からしていましたがより一層気持ちを込めてやるようになりました。

やっぱり道具を大切に扱わない選手は伸びていかないですよ。たとえ調子が悪くても、どんな時でも、常に感謝を忘れないことが大事です。

宏美さんは読書家と聞きましたが特に影響を受けた本はありますか?


色々ある中で、サッカー日本代表主将の長谷部誠さんの「心を整える」という本です。これは2011年に読んだんですが、冒頭に「部屋の乱れは心の乱れ」と書いてあって、その時、私の部屋は凄く汚かったんです。これは心の状態を表しているなと反省して、部屋の掃除を徹底するところから始めていきました。拍手
  


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2017年06月15日

寧静致遠



6月号

寧静致遠ねいせいちえん

遥か遠くにある目的地も、誠実で地道な努力の積み重ねにより到達できるという先人の教えであるキョロキョロ

安岡 正篤氏の言葉に・・・

「粗忽・がさつは最も人格の低劣を表す。高邁な人格はいかに剛健・活発にみえても、その人のどこかに必ずしっとりした落ち着きや静けさを湛えているものだ」


松原 泰道氏の言葉に・・・


「よき人生は日々の丹精にある」

その時、その時、今目の前にあることに精一杯打ち込むことだけを心がけて頑張ることですか・・・good  


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2017年05月06日

その時どう動く



5月号
その時どう動く

書家の相田みつを氏はしばしば、この言葉を書にしている。人生には様々な「その時」がある。キョロキョロ

加齢からくる「その時」は男女の別なく訪れる。誰にも例外なく訪れる「その時は、である。
その時を迎えてどう動くか。人間、永遠のテーマであろう。

テレビのトーク番組に、歌手の加山雄三さんが出ていて今年80歳と思えぬ若々しさに見えたそうですが、父親の上原謙さんが事業に失敗、その後始末で大変な苦労をされた時期があったそうです。
「ああいうとき、普通は目や背中に憔悴感が出るものだが、加山さんは全然変わらなかったですね。どうしてですか」
加山さんはこう答えました。
「おばあちゃんのおかげです。おばあちゃんはぼくが子供の頃から何かあると、おまえは今試されているんだ、と言っていました。また、荷物が重いのではない、自分の力が足りないのだ、とも言われました。この二つの言葉がぼくを支えてくれたのだと思います」

人生には三つのさかがある、とよく言われます。
上り坂・下り坂・そして、まさか・・・・
オドロキ

死を経験した人の言葉に・・・

「どこに投げ出されても、だるまは転がっていく。そして、踏み止まったところですっくり立ち上がる。その重心が重く、低いところにあるからである。人もそうである。どんなところに投げ出されてもよい。行き詰まる。止まったところで直ぐ立ち上がれる人にならねばならない。そのためには心の徳を積み上げていかねばならない。力に満ちた、低い、豊かな魂の人にならねばならない」

この覚悟で生きる人はあらゆるまさかを超えていく人であろう。good

「その時」は突然くるのではない。今がその時、その時が今・・・・
この自覚をもって日々をつとめきる。そして、「その時どう動く」の解があるようである。


相田みつを氏の作品「道」・・・

長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければならぬ道
というものがあるんだな

そんなときはその道を
だまって歩くことだな
愚痴や弱音を吐かないでな

黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ

そしてその時なんだよ
人間としてのいのちの
根がふかくなるのは




人間は長いか短いかは誰にもわからないが、人生という道を授けられている。
楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと
何で、どうして俺だけが・・・
この「道」の詩を読んで思うのは、その時をどう考え、どう受け止めるかなんですね。
加山さんのおばあちゃんの言葉に、今お前は試されているんだとありましたが、そういう場面があったとして
もそう考えられる人間になりたいです。
  


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2017年04月05日

繁栄の法則



4月号
繁栄の法則


徳を身につけるためにまず最初に読むべき本といわれる「大学」に次の一文がある。

「富は屋を潤し、徳は身を潤す」

富があると自ずとその家屋に潤いが出てくるように、人間にも徳が備わっているとその人柄に潤いが出てくるというこおである。



「徳は本あり。財は末なり」
徳のある人にして初めて繁栄がある。

一代で松下グループを築いた松下幸之助氏にこういう話がある。

松下氏の若い頃の話である・・・
舟に乗っていてよろめき、海に落ちてしまった。
泳げないのでアップアップしていたら、舟が気づいて戻ってきてくれて、助かった。その時松下氏は、自分はなんと運が強いのだろう、と思ったという。舟が戻ってきてくれなかったら、泳げない自分は溺れて死んでいた。
また、落ちたのが春の海だったからよかった。これが冬の海だったら船が戻る前に凍え死んでいた。
自分は本当に運が強い。この運の強さで自分はこれから人生の如何なる困難も乗り切っていける。
そう確信したという。
如何なる不運、不幸にも腐ったりやけになったりしない。むしろそこに光を見出していく。徳を積み、運命を発展、繁栄させていくための大切なヒントを氏は私たちに与えてくれている。


松下氏にある外国人記者から、ビジネスマンにとって大事なことはなんですか?と問われた。

それは・・・「愛されることです」と即答したいう。「そのために奉仕すること」と付け加えている。  


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2017年03月09日

艱難汝を玉にす



3月号
艱難汝を玉にす

艱難汝を玉にすとは、人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長するということ。 キョロキョロ


ウシオ電機会長 牛尾 治朗氏の言葉

アメリカは8年前に黒人であるオバマ氏を大統領に選んだのです。国民の思いをダイナミックに反映してきたアメリカが、この度の大統領選挙では、トランプ氏を選び8年前をも上回る衝撃を世界にもたらしました。
アメリカが変わろうとする意思を示したことで、世界情勢は一層混沌としたものになり、各国はこの状況にいかに処するべきかを懸命に模索しているところです。
日本は明治維新から70年で敗戦を迎え、そこから奇しくも同じ70年という月日を経て、この歴史的な大転換期に直面しています。
こうした難しい時期には、やはり安岡正篤先生が説かれた「思考の三原則」に立ち返ることが大事だと思います。

1.目先に捉われず長い目で見る
2.一面的に見ないで多面的全面的に観察する
3.枝葉末節にこだわることなく根本的に考察する



「去年今年貫く棒の如きもの」
高浜 虚子氏のこの名句が、この頃しきりに頭をよぎります。ちっ、ちっ、ちっ

次なる70年へのスタートとなるこの節目の時に、時代の趨勢をしっかりと見極め、変化に機敏かつ柔軟に対応しつつも、国として何を貫いていくべきか。この句を反芻しつつ考えていかなければなりません。good

  


Posted by すまいるガーデン  at 10:14Comments(0)致知の学び