2017年09月18日

閃き



9月号
閃き(ひらめき)

宇宙は自分の存在を知らしめるために人間を作ったのだ、とある科学者から聞いたことがある。そのために宇宙は人間に言葉を考えさせ、高等数学を発明させたのだ、とも伺った。生命がこの宇宙に誕生した奇跡のような事実に対し、科学者もそのように表現せざるを得ないということだろう。
このことからいえば、閃きもまた宇宙意思が自分の存在をいち早く人間に知らせるために、あるいは自分の意思を素早く感得させるために、人間にだけ与えた特殊能力なのかもしれない。
地球上のあらゆる創造は、人間の閃きから生まれてきた。人類の歴史は閃きの歴史、ということもできる。

松下幸之助氏は閃きによって数々の困難を乗り越えてきた人である。その松下氏が、閃きの基本は「熱意」だという。

「熱意が基本にあると、絶えず、寝ている間でさえも考えるようになる。ぼくは寝る間も惜しんで仕事をしてきた。・・・そうなると不思議なもので新しいことが浮かんでくるものだ。浮かばないとすれば、その熱意が足りないことほかならない」

ではどういう人に天は啓示を与えるのか。

「美しい心をもち夢を抱き、懸命に誰にも負けない努力を重ねている人に、神はあたかも行く先を照らす松明を与えるかのように、知恵の蔵から一筋の光明を与えてくれる」


  


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2017年08月05日

維新する



8月号



東急電鉄社長  野本弘文  VS  大和証券グループ本社顧問  鈴木茂晴

いま世の中が目まぐるしく変化している。規模の大小を問わず企業の盛衰も刻々と移り行く。その中にあって、今期10年ぶりに過去最高益を更新した東急電鉄。片や就職人気ランキングで1位に選ばれた大和証券。


それぞれの組織を繁栄発展へと導いてきた道のりについて語り合っていただいた。そこから見えてきた維新の要諦とは・・・キョロキョロ

東急電鉄野本社長が社長になって掲げて「三つの日本一」というビジョン

1.「住みたい沿線日本一」
  都心部へのアクセスや駅直結の施設はもちろん、町に緑が沢山あり、学校や保育所、病院などが充実していて、子供からお年寄りまで幅  広い層の人達に安心と快適を感じていただけることが必要である。

2.「訪れたい町日本一」
  私達の本拠地である渋谷を日本一訪れたい町にしようと。渋谷は言わずと知れた繁華街ですが、そこに甘んじていてはダメでであって、常  にいくつかの話題性のあるものをつくり、変化させていかなければならない。
  現在行っている渋谷駅再開発の全体的な完成は2027年度となります。先立って2019年度の開業を目指している超高層ビルは230m   です。屋上には日本最大級の規模を誇る展望施設を設置して、そこから足元には渋谷のスクランブル交差点が、遠くには富士山が眺めら  れる。

3.「働きたい街日本一」
  これは二子玉川をその街にすることです。昔から高級住宅街として有名でそういうイメージではなかった。そこを職住近接エリアとして再開  発し、2015年に「二子玉川ライズ」をオープンしました。
  楽天の三木谷さんも「ここは面白い」ということで本社を移転していただきました。開業前に比べると開業前は一日約10万人の乗降客だっ  たのが16万人になりました。

大和証券が就職ランキング1位に選ばれるまで・・・オドロキ

私が社長になったときは100位ですよ。学生にしたらランキング30位なったとしても誰も知らない。なぜそこもまでこだわったかというと、社員とその家族が見ているからです。
順位を上げることで優秀な学生に来てもらえることは重要ですが、それよりも社員自身とその家族のプライドやモチベーションを高めることのほうが比重としては大きいんです。


東急電鉄創業者の五島慶太の先見の明・・・

沿線のお客様には「ゆりかごから墓場」まで徹底的に世話を焼くんだだと言われていたそうです。
普通は自分の沿線のお客様を囲い込もうとするんですが、五島さんは自分のところだけがプラスになればいいという発想じゃなくて、とにかくお客様の利便性を最優先しなさいと。
西武さん阪急さんだとJR駅の近くに別に駅を構えていますが、東急は相互乗り入れを行い直結することに伴い結果的には便利だということでお客様に沿線に集まって頂いていると言うことです。


経営トップに必要な3つの条件

1.構想力・・・しっかりとしたビジョンを掲げる
2.判断力・決断力・・・多くの人の意見を聞いた上で、何が正しいかを取捨選択ができる
3.対応力・・・意思決定したことを事前に察知するとともに、トラブルが起こった場合にいかに早く正確に処理できるか。
  


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2017年07月11日

師と弟子



7月号
師と弟子


リオ五輪三ヶ月前の怪我

父親であり監督の義行氏は、常に4年先を見てやることを指導してきたと言います。私の選手時代は失敗の連続で、力は合ったんだけれども、オリンピックの年は怪我をしたりサイクルが悪く、結局4回トライしたうち1回しかでれなかった。
娘には同じ鉄は踏ませないとやってきていたが、直前に腰痛が悪化し、万全とは言えない状態での戦いになりました。
試合当日、3回の試技のうち2回連続失敗してしまいもうこれでダメかなと不安がよぎりました。その時父から「大丈夫、大丈夫」過去の2回はもう頭の中から切り捨てろ。次がファストトライだと思ってやれ」「絶対取れるから言ってこい」と言われたそうです。
やるべきことはやってきたので、もう思い切ってやろう、1%でもある可能性を信じてとにかく頑張ろうって言う気持ちで最後の試合に臨んだのです。あの時の会場の声援も凄くて会場が取らせてくれた感じでした。


バーベルに「ありがとう」
父は私が彼女を16年間教えてきて、3回目を挙げた後にバーベルに抱擁した瞬間が、一番忘れられません。
宏美さんは、あの時はバーベルに対して、挙げさせてくれてありがとうって言う感謝の気持ちでした。この4年間にバーベルを作っている職人さんにお会いしたことも大きかったです。本当に小さな工場で4~5名の方が、機械ではなくて一本一本手間隙欠けて作ってくださっている。そういう姿を見た時に、もっと物を大切にしなきゃいけないと思い、練習の終わった後に掃除や道具の手入れは以前からしていましたがより一層気持ちを込めてやるようになりました。

やっぱり道具を大切に扱わない選手は伸びていかないですよ。たとえ調子が悪くても、どんな時でも、常に感謝を忘れないことが大事です。

宏美さんは読書家と聞きましたが特に影響を受けた本はありますか?


色々ある中で、サッカー日本代表主将の長谷部誠さんの「心を整える」という本です。これは2011年に読んだんですが、冒頭に「部屋の乱れは心の乱れ」と書いてあって、その時、私の部屋は凄く汚かったんです。これは心の状態を表しているなと反省して、部屋の掃除を徹底するところから始めていきました。拍手
  


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2017年06月15日

寧静致遠



6月号

寧静致遠ねいせいちえん

遥か遠くにある目的地も、誠実で地道な努力の積み重ねにより到達できるという先人の教えであるキョロキョロ

安岡 正篤氏の言葉に・・・

「粗忽・がさつは最も人格の低劣を表す。高邁な人格はいかに剛健・活発にみえても、その人のどこかに必ずしっとりした落ち着きや静けさを湛えているものだ」


松原 泰道氏の言葉に・・・


「よき人生は日々の丹精にある」

その時、その時、今目の前にあることに精一杯打ち込むことだけを心がけて頑張ることですか・・・good  


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2017年05月06日

その時どう動く



5月号
その時どう動く

書家の相田みつを氏はしばしば、この言葉を書にしている。人生には様々な「その時」がある。キョロキョロ

加齢からくる「その時」は男女の別なく訪れる。誰にも例外なく訪れる「その時は、である。
その時を迎えてどう動くか。人間、永遠のテーマであろう。

テレビのトーク番組に、歌手の加山雄三さんが出ていて今年80歳と思えぬ若々しさに見えたそうですが、父親の上原謙さんが事業に失敗、その後始末で大変な苦労をされた時期があったそうです。
「ああいうとき、普通は目や背中に憔悴感が出るものだが、加山さんは全然変わらなかったですね。どうしてですか」
加山さんはこう答えました。
「おばあちゃんのおかげです。おばあちゃんはぼくが子供の頃から何かあると、おまえは今試されているんだ、と言っていました。また、荷物が重いのではない、自分の力が足りないのだ、とも言われました。この二つの言葉がぼくを支えてくれたのだと思います」

人生には三つのさかがある、とよく言われます。
上り坂・下り坂・そして、まさか・・・・
オドロキ

死を経験した人の言葉に・・・

「どこに投げ出されても、だるまは転がっていく。そして、踏み止まったところですっくり立ち上がる。その重心が重く、低いところにあるからである。人もそうである。どんなところに投げ出されてもよい。行き詰まる。止まったところで直ぐ立ち上がれる人にならねばならない。そのためには心の徳を積み上げていかねばならない。力に満ちた、低い、豊かな魂の人にならねばならない」

この覚悟で生きる人はあらゆるまさかを超えていく人であろう。good

「その時」は突然くるのではない。今がその時、その時が今・・・・
この自覚をもって日々をつとめきる。そして、「その時どう動く」の解があるようである。


相田みつを氏の作品「道」・・・

長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければならぬ道
というものがあるんだな

そんなときはその道を
だまって歩くことだな
愚痴や弱音を吐かないでな

黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ

そしてその時なんだよ
人間としてのいのちの
根がふかくなるのは




人間は長いか短いかは誰にもわからないが、人生という道を授けられている。
楽しいこと、悲しいこと、苦しいこと
何で、どうして俺だけが・・・
この「道」の詩を読んで思うのは、その時をどう考え、どう受け止めるかなんですね。
加山さんのおばあちゃんの言葉に、今お前は試されているんだとありましたが、そういう場面があったとして
もそう考えられる人間になりたいです。
  


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2017年04月05日

繁栄の法則



4月号
繁栄の法則


徳を身につけるためにまず最初に読むべき本といわれる「大学」に次の一文がある。

「富は屋を潤し、徳は身を潤す」

富があると自ずとその家屋に潤いが出てくるように、人間にも徳が備わっているとその人柄に潤いが出てくるというこおである。



「徳は本あり。財は末なり」
徳のある人にして初めて繁栄がある。

一代で松下グループを築いた松下幸之助氏にこういう話がある。

松下氏の若い頃の話である・・・
舟に乗っていてよろめき、海に落ちてしまった。
泳げないのでアップアップしていたら、舟が気づいて戻ってきてくれて、助かった。その時松下氏は、自分はなんと運が強いのだろう、と思ったという。舟が戻ってきてくれなかったら、泳げない自分は溺れて死んでいた。
また、落ちたのが春の海だったからよかった。これが冬の海だったら船が戻る前に凍え死んでいた。
自分は本当に運が強い。この運の強さで自分はこれから人生の如何なる困難も乗り切っていける。
そう確信したという。
如何なる不運、不幸にも腐ったりやけになったりしない。むしろそこに光を見出していく。徳を積み、運命を発展、繁栄させていくための大切なヒントを氏は私たちに与えてくれている。


松下氏にある外国人記者から、ビジネスマンにとって大事なことはなんですか?と問われた。

それは・・・「愛されることです」と即答したいう。「そのために奉仕すること」と付け加えている。  


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2017年03月09日

艱難汝を玉にす



3月号
艱難汝を玉にす

艱難汝を玉にすとは、人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長するということ。 キョロキョロ


ウシオ電機会長 牛尾 治朗氏の言葉

アメリカは8年前に黒人であるオバマ氏を大統領に選んだのです。国民の思いをダイナミックに反映してきたアメリカが、この度の大統領選挙では、トランプ氏を選び8年前をも上回る衝撃を世界にもたらしました。
アメリカが変わろうとする意思を示したことで、世界情勢は一層混沌としたものになり、各国はこの状況にいかに処するべきかを懸命に模索しているところです。
日本は明治維新から70年で敗戦を迎え、そこから奇しくも同じ70年という月日を経て、この歴史的な大転換期に直面しています。
こうした難しい時期には、やはり安岡正篤先生が説かれた「思考の三原則」に立ち返ることが大事だと思います。

1.目先に捉われず長い目で見る
2.一面的に見ないで多面的全面的に観察する
3.枝葉末節にこだわることなく根本的に考察する



「去年今年貫く棒の如きもの」
高浜 虚子氏のこの名句が、この頃しきりに頭をよぎります。ちっ、ちっ、ちっ

次なる70年へのスタートとなるこの節目の時に、時代の趨勢をしっかりと見極め、変化に機敏かつ柔軟に対応しつつも、国として何を貫いていくべきか。この句を反芻しつつ考えていかなければなりません。good

  


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2017年02月02日

熱と誠



2月号
熱と誠



元秘書 六笠正弘氏 と  元常務取締役土方宥二氏

松下 幸之助氏が残した言葉・・・

「かつてない困難からはかつてない革新が生まれ、かつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる」

52年前に開かれた伝説の「熱海会談」は、まさにそれを象徴する出来事だった。オドロキ
私も昔、松下幸之助氏の本を沢山読んだ中でも強烈な感動を記憶していることです。キョロキョロ

昭和39年7月に不況で家電業界の業績が低迷する中、松下氏は熱海市のニューフジヤホテルに全国の販売会社や代理店の代表者を集めて懇談会を開催した。
この熱海会談がその後の松下電器はもとより、わが国家電業界全体の大きな飛躍のきっかけとなるわけです。
創業者は36年くらいから日本経済はこれまでとは違うと感じておられてようで、現実には高度成長の反動で日本経済は不況に突入し、電化製品の売り上げも鈍っていたのですが、そのことについて危機感を持つ社員は誰もおらず、これまでと同じように増産を続けていたんです。
そのようなことから全国の販売代理店で大きな問題が勃発したことと、新潟地震が発生してから各営業所に在庫が多いことが判明しました。
この「熱海会談」で創業者が何を話するのか、何を聴くのか、が重要になってくるのです。
販売店や代理店の社長さんからは苦情や批判が中々収まらない時、3日目の会議で昔の電球販売で皆さんにご苦労をかけて申し訳なかったと誤り、代理店契約をする時に「共存共栄」と誓っていたことを忘れておりました。ガーン
「今日から松下電器は新しく生まれ変わります。全社員を挙げて皆様の意見を聞き、真剣に対応します。」決意を述べられ会議は終了しました。
創業者の言葉で皆さんの心が一つになり、松下電器は大きな飛躍を挙げることとなりました。拍手

創業者が求め続けたもの・・・


昭和36年に会長に就任されてからは、物心両面の調和ある豊かさによって平和と幸福をもたらそうというPHP研究所の研究活動を再開されました。この活動で常に言われていたのは「素直」の二文字です。good

素直とは非常にシンプルな言葉ですが、説明するとなるととても難しい。しかし、亡くなられるまで毎日のようにおっしゃっていました。


土方氏が・・・
今回のテーマである、「熱と誠」という言葉の熱は実践であり情熱、誠とは心を捧げることだと思います。
チョキ





  


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2017年01月06日

青雲の志



1月号
青雲の志

青雲の志とは国語辞典では立身出世の志とあります。
青雲とは高い空とそこに浮かぶ雲である。どこまで行っても到達できない。手が届かない。それでもその雲を目指してあくまでも努力を歩み続ける。青雲の志にはそういう意味もあるのではないだろうか。翻って言えば、理想に生きること、これこそが青雲の志ではないかと本誌は考えます。

「致知」は今年、創刊39周年を迎える。拍手拍手
こんな堅い雑誌は誰も読まないと言われながら、今では「致知」の到着を心待ちにして下さる愛読者が全国津々浦々に及んでいる。

最近、一読者から分厚いお手紙をいただいた。キョロキョロ
ある39歳の男性からです。9年の刑期を終え、このほど満期出所したという。在所中は他の受刑者との接触を禁じられていた時に知人が「致知」の一年間購読を差し入れてくれた。

手紙には私は貪るように「致知」を手に取りページを開くと、そこには人生の先輩方の珠玉にあふれた言葉があり、自爆自棄になって部屋の隅で腐りかけていた私に語りかけてきました・・・

それからの私は毎月送られる「致知」を人生の手本として、何度も何度も読み返し、線を引き、ノートに書き写し、毎日に彩りが出て、とても充実したものになってきました。人間学を勉強していると、生きる活力が湧いてくるというか、心の底から生きる喜びを感じることができます。


そして手紙はこう締めくくられていました。
「あの時、私が「致知」と出会っていなければ、どうなっていたでしょうか・・・「致知」のおかげで私の10年は何よりもかけがえのないものとなり、人生の大きな転機となりました。私に希望と光を与えて頂き、本当に有難うございました。」


good  


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2016年12月21日

人を育てる



12月号
人を育てる

人生には不変の原理が二つある。

一つは、人生は投じたものしか返ってこないということである。人生に何を投じたか、その質と量が人生を決定する。

二つは、人生は何をキャッチするか。同じ話を聞き、同じ体験をしても、そこからキャッチするものは人により千差万別である。



本誌の表紙に出ているシンクロナイズドスイミングの日本代表ヘッドコーチ井村雅代さんの話です。キョロキョロ

「私と一緒に練習して、それで、ああ厳しい練習が終わってよかった、というような意識のレベルでは絶対にメダルは取れない。大事なのはその練習の後、では自分は何をするかを考え、さらに自分で練習するような人でなければメダルは取れない」



この頃は特に、この子達の人生の大切なひと時を預かっているんだと強く思うようになりました。
自分の導き方一つで全く違う人生を辿ることになる。だから一人ひとりの人生を大事にすること。
それは特に心掛けています。ですから日々の練習では、一つでもいいから絶対に上手にして帰らせようという思いで指導するんです。
しんどいだけで終わらせてはいけない。何か一つでも進化した自分を体験させてやろうと。




伸びる選手はどこ違うか?



人の言葉を信じてくれること・・・

やっぱり心にシャッターを下ろす子はダメです。
ちっ、ちっ、ちっ  


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2016年11月30日

闘魂



11月号
闘 魂

今夏のリオオリンピックでは日本勢はめざましい活躍ぶりをみせ、日本国中を沸かせた。拍手拍手
8年ぶりに日本に銅メダルを持ち帰ったシンクロ女子チームを率いる闘将、井村雅代ヘッドコーチは勝利の要因を「地獄のような猛練習に耐えた成果」と語った。
それは種目を問わず、全メダリストに共通の思いであったろう。そしてもう一つ、全メダリストが共通して持っていたものは・・・闘魂である。

107歳まで人生を謳歌した「しいのみ学園」の創設者の曻地三郎さんは「人生は自分との闘いである」をしんじょうとし、こう言っている。

「自分の怠け心に打ち勝って自分の目標に向かわなくては、生きがいなんて見出せません。そんなことにいちいち挫けるようじゃだめです。試練に打ち勝って常に前進していく。それが私の人生哲学」

100年にわたり人生と闘ってきた人の静かな闘魂には、人を鼓舞せずにはおかない力がある。good  


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2016年10月06日

人生の要訣



10月号
人生の要訣

ある先哲の遺訓がある・・・
師に遭うも覚らず
師に覚るも勤めず
勤るみ道も守らず
或いは志固からず
固きも久しうする能わず

師に会ってもその価値に気づかず学ばない。学んでも実行しない。実行してもいい加減。あるいは志が定まらない。志が定まっても長く持続できない。こういう姿勢では人生にいかなる実も結べないことは自明だろう。



1.夢・志・理想・ビジョンを持たない個人も、会社も、国も、絶対に発展しないということである。

  王 陽明の言葉

  「志立たざれば天下に成すべき事なし・・・。志立たざれば舵なきの舟、銜なきの馬の如く、漂蕩奔逸して、ついには何の底まる所ぞや」

  
  志が立たなければ何事も成し得ない。舵のない舟、銜のない馬と同じで、どこに行くのか分からない人生になってしまう、という言葉である。

2.「そこにどういう人がいるか}

 家庭も会社も国も、そこにどういう人がいるかによって運命が決まる、ということである。

  安岡 正篤師の言葉

  「日常の出来事に一喜一優せず、現在の仕事を自分の生涯の仕事として打ち込むこと。そして、それを信念にまで高めなければ自己の確立はある得ない」
  「人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自ら修めることである。人生は心がけと努力しだいである」
  


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2016年09月05日

恩を知り恩に報いる



9月号
恩を知り恩に報いる

「人間は一人で大きくなったのでない。会社もまた一人で大きくなったのではない。あわただしい日々の中にも、ときに過去を振り返って、世と人の多くの恵みに感謝する心をお互いに持ちたい。
その心こそが明日の歩みの真の力になるだろう」


これは松下 幸之助氏の言葉です。




志ネットワーク「青年塾」代表            伊那食品工業 社長

上 甲  晃            VS         井 上   修   



いい会社とは、そこで働く社員がイキイキしていること。
そう語るのは、伊那食品工業社長・井上 修氏、65歳だ。
同社は国内トップシェアを誇る寒天メーカーであり、「いい会社をつくりましょう」という社是のもと、会社の永続と社員の幸せを目指し、数々のユニークな取り組みを行っている。48期連続増収増益、業界シェア90%。

会長の考え方ですが、やっぱり会社というのは企業活動だけではなく、社会に対して責任を果たすべきだと思うのです。それには、周りに迷惑をかけない、少しでも他人様のお役にたつように心掛けています。
例えば、「朝の出勤時に右折はしないように会社に入る」、何十台もの車が右折して入ろうとすると後続が詰まって渋滞を引き起こしてしまうので、一度通り過ぎて大回りをしてから左折で入るようにしています。

上甲氏が・・・
「リーダーは己のために図らない」これが大原則だと思います。
もう一つは、「身を以って範を示す厳しさ」ではないかと。どんなに言葉を尽くしても、社長が範を示していなければ、社員からすれば「また言うとるわ」となります。「うちの社長の生き様を見ていたら、我々もそうせざるを得ない」と自然に思わせる。
その無言の教育力が大事だと思います。
恩というのは道徳を教える言葉だと思っていましたが、まさに生きていく真理だと気づいたんです。
人として最も恥ずかしいのは恩知らずだと思います。恩知らずになったら、どんな才能があっても道は開けない。恩を知り、そのことに感謝し、報いていく人が道を開いていくのだと思います。



  


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2016年08月06日

思いを伝授する



8月号

思いを伝授する


瀉瓶(しゃびょう)という言葉がある。

かめの水をそのまま他のかめに移し入れる、の意味です。
キョロキョロ

転じて、師は己の一道を通じて体得したものすべてを弟子に注ぎ込む、弟子もまた一滴もこぼさぬようにこれを受けて止める、師と弟子の真剣な息が呼応して道は伝授される、ということである。思いを伝授する究極の姿を凝縮した一語である。

吉田松陰もまた「士規七則」の前文でそのことを述べている。
士規七則は要約すると三つに帰す、と松蔭は言っている。

1.志を立てること
2.友を択ぶこと
3.聖賢の書を読むこと


吉田松陰が生涯一度も会えなかったことを惜しんだ人に橋本佐内がいる。ちっ、ちっ、ちっ

左内が「啓発録」の中で「人物を磨く要諦」は次の五つです。

1.稚心(幼稚な心)を去れ
2.気を振るえ
3.志を立てよ
4.学に勉めよ
5.友を択べ


先達が説く我づくりの原点は共通している。拍手


特に「志と友と学」は重要であるということです。!  


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2016年07月07日

腹中書あり



7月号
腹中書あり

「腹中書あり」は安岡正篤師の座右の銘「六中観」にある言葉です。キョロキョロ

1.忙中閑あり・・・忙中に摑んだものこそ本物の閑である。
2.苦中楽あり・・・苦中に摑んだ楽こそ本当の楽である。
3.死中活あり・・・身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
4.壺中天あり・・・どんな境涯でも自分だけの内面世界は作れる。どんな壺中の天を持つか。
5.意中人あり・・・心中に尊敬する人、相ゆるす人物を持つ。
6.腹中書あり・・・心身を養い、経綸に役立つ学問をする。


経綸とは・・・国家の秩序をととのえ治めること

腹中に書を持つ生き方をされた一人の女性がいました。
A子さんは若い身で癌になり辛い闘病生活をしていましたが、病気を治すには体の治療だけでなく心も治さなければ、と思い立つ。
そして手にしたのは「致知」でありました。
その中でも円覚寺の横田南嶺管長の連載に惹きつけられそうです。

「座禅の要領は、ほんの一時でも過ぎたことは気にしない、これから起こることも気にしない、この二つ」

「自分はお坊様のようにお寺で修行はできないが、病気とともに日常生活の中で生きている感謝、生かされている感謝を学ぶために、自分なりの修行をしたい」という手紙をA子さんから送られてきたそうです。

「この病を得なければ、私は心や人間、自分を高めようと読書や勉強をするこはなかったでしょう。悪いと思われてもその影には良いことも隠されているのです。この間教会の前を通りかかったら、<天の父よ、どんな不幸を吸っても吐く息は感謝でありますように>という看板を見つけ、心に刻みました。病気でも苦しくても、今私は生きています。それがすべての答えだと思います。」

これがA子さんの最後の手紙になったそうです。ガーン

大きな試練の中で「致知」に出逢い、師を見つけ、辛い日々を精一杯に生きた人の人生は、腹中に書を持つことの大事さを私たちに教えてくれています。拍手

私自身も「致知」を長く愛読しているものとして、A子さんのような境遇にはないにしても教えられることは沢山あります。これからも人生の教えをこの本で学び、人間学の教えも合わせて実践していきたいと思いました。good
  


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2016年06月01日

関を越える




6月号
関を越える

人生にも関所がある。
「人生はしばしば出合わねばならぬ関所を幾つも通り抜ける旅路である」とは安岡正篤師の言葉である。
関所を超えることで人は人生に新しい世界を開いていくのである。good

東京大学教授の福島 智さんの講演された内容です。

福島さんは3歳で右目を、9歳で左目を失明、全盲となった。生来が楽天的、と本人はおっしゃるが、視力を失っても音の世界がある、耳を使えば外の世界と繋がることができると考え、実際、音楽やスポーツや落語に夢中になっていたという。
だが、さらなる過酷な試練が全盲の少年を襲う。14歳の頃から右耳が聞こえなくなり、18歳、高校2年の時に残された左耳も聞こえなくなってしまったのです。
全盲聾・・・光と音からまったく閉ざされた世界。福島さんはその時の状態を「真っ暗な真空の宇宙空間に、ただ一人で浮かんでいる感じ」と表現しています。オドロキ

なぜ僕だけがこんなに苦しまなければならないのか、これから先、僕はどうやって生きて行けばいいのか・・・不安、恐怖、絶望。懊悩の日々が続いた。
そんなある日。母の令子さんが福島さんの指を点字タイプライターのキーに見立てて「さとしわかるか」と打った。
「ああ、わかるで」と福島さんは答えた。キョロキョロ

母親のこの指点字は壮大な転機となった。福島さんは真っ暗な宇宙空間から人間の世界に戻ってきたのだ。その時の感動を福島さんは詩に綴っている。


指先の宇宙


ぼくは光と音を失ったとき
そこにはことばはなった
そして世界がなかった

ぼくは闇と静寂の中でただ一人
ことばをなくして座っていた

ぼくの指にきみの指が触れたとき
そこに言葉が生まれた
言葉は光を放ちメロディーを呼び戻した

ぼくが指先を通してきみとコミニュケートするとき
そこに新たな宇宙が生まれ
ぼくが再び世界を発見した

コミニュケーションはぼくの命
ぼくの命はいつもこばとともにある
指先の宇宙で紡ぎだされたことばとともに



福島さんには被害者意識は微塵もない。被害者意識で生きている人は何事であれ人のせいにする。
人のせいにしている人に難関は越えられない、また人生は開けない。
good


四つの資質

1.非常に明るいこと
2.ユーモアがある
3.常に人に何かを与えようとしている
4.自分が主語の人生を生きている
  


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2016年05月10日

視座を高める



5月号
視座を高める

ある会社の課長の宮崎(仮名)はある日、専務に呼ばれて、「地方営業所の立て直しをやってくれ」と指示された。その営業所は立て続けに5人も所長が替わっていた。そのうち3人はそのまま会社を去っている。
「あの人、あそこに行くの?左遷だね」・・・社内の誰もがそう言った。宮崎自身もそう思った。
帰宅して妻に話した。
「どうしてあなたがあんな所へ」と泣き騒ぐかと思ったら、ニコニコ笑って、「難しい営業所らしいけど、何とかなるわよ。行くのが楽しみ」と言った。
「だってあなた、今の会社が好きなんでしょ。社長さんを尊敬しているんでしょ。」
のしかかっていた暗雲がいっぺんに吹き飛んだ。宮崎の覚悟は決まった。!

就任3年、宮崎はメキメキ業績を伸ばし、売上で全営業所のトップとなり、所長会議で表彰された。
拍手拍手
これは左遷だ、と思い込んだままなら、こういう結果にはならなかったに違いない。妻の一言を契機に、宮崎は視座を高めることで自爆自棄に陥らず、運命を好転させたのである。good

視座が低いと人は状況や環境に振り回される。
視座を高めることで人は打つ手が見え、状況や環境を変えて行くことができる。
言い換えれば、視座を高めない限り、人は運命を高めることはできない、とも言える。

視座を高めることは人生の大事である。


牛尾治朗氏が・・・

私は若い頃に、安岡正篤先生から「将らず、迎えず、応じて而して蔵めず」という荘子の言葉を教えてもらいました。
過ぎ去ったことはくよくよ悔んだりしない。
先のことをあれこれ考えて取り越し苦労をしない。
事が来ればそれに応じて適切な措置で最善を尽くして決断をする。
その結果を淡々と受け止め、心に留めないことが大事だというわけです。
  


Posted by すまいるガーデン  at 10:00Comments(0)致知の学び

2016年04月04日

夷険一節



4月号
夷険一節(いけんいっせつ)

北宋の政治家であり、学者、文化人として活躍した欧陽脩の言葉である。
「夷険」は土地の平らな所と険しい所を表し、「節」は節操の意。「一節」は節義を守って変えないことである。

人生、いい時もあれば悪い時もある。順調な時、人はともすれば調子に乗り慢心しやすい。逆に不運な時はうろたえ、意気消沈しがちである。
人生の順境、逆境に振り回されず、態度、姿勢が一貫していることが「夷険一節」である。

その言葉のままに人生を生きた人に「吉田松陰」がいる。good


  


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2016年03月08日

願いに生きる



3月号

願いに生きる
「忘己利他慈悲の極み」と仏教は教える。
一つの願いが他者をも幸福に導くのであれば、その尊さはいや増す。
何を願うか。
どんな願いを抱くか。
その内容が人間の格を創る。



横田めぐみさんの突然の失踪から38年という歳月が経過した。横田滋、早紀江ご夫妻は高齢になったいまもなお救出活動の前線に立ち、めぐみさんの帰国を一日千秋の思い出待ち続けられている。
佐藤先生は、父と横田滋とが同僚で近所に住んでいて、妹とめぐみさんが同級生であったこともあり横田夫婦の支援活動を一緒に続けてきた。

佐藤先生が・・・
「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がありますが、ご夫妻はお話の中でいつも隣国の人々の素朴さや誠実さを強調されます。そして自分の命ある限り、決して諦めることなく「必ず娘との再会を果たす」と心から信じ切った口調で訴えられます。
親の愛情の無言の深さ、そして、めぐみさんの人生を懸命に取り戻そうとされる信念とお人柄に、何度人生を学ばせていただいたか分かりません。
早紀江さんが呟くようにおっしゃった「人生は本当に一瞬で変わりますからね」という言葉は忘れることができません。
私は生徒たちから「生きるってなに?」とよく質問を受けるのです。
私がご夫妻から教えられたのは、たとえ絶望的と思われる状況でも、そこから一筋の希望を見出すことでした。尽きるところ、それが生きると言うことだと思います。
そして、そういう生き方をしていれば、平凡に生きられることがどれだけありがたいか、そのことに感謝できるようになると思うんです。


ご夫妻が最後に国民の皆さんが「拉致問題に関心を抱いて頂くことが一番の力です」と言われているのに頭が下がる思いで一杯です。


  


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2016年02月10日

一生一事一貫



2月号

一生一事一貫



今田  洋輔         VS   早乙女  哲哉

「銀座久兵衛」二代目                      天ぷら「みかわ是山居」主人

今田氏が・・・

私は会社説明会なんかで入社希望者によく言うんです。天職なんて、探しったってないよと。
最初は何かのきっかけや、ちょっと好きだなと思って始めたことを、この道で人生を懸けてみようと心に決めて、努力して天職にしていくものです。
自分で作るのが天職なんだと。
!
私自身もこれまで「久兵衛」で一生懸命やってきて、この仕事が天職だとつくづく思えるようになりましたから、そういう点では本当に良かったとなあと思いますし、後を継がせてくれた父にも感謝しています。 ガーン


早乙女氏が・・・

やっぱり仕事というのは一日一日の積み重ねです。

私のような田舎者がここまで来たこと自体に自分でもびっくりしていますが、別に特別なことは何もなくて、やるべきことを毎日毎日やってきた。それだけですね。
修業をしたい人によく言うのですが、修業は仕事を覚えに行くことじゃない。
我慢を覚えに行くんだよと。
五年我慢したら、五年分の仕事を覚える。十年我慢したら十年分の仕事を覚えるんだと。
後先反対に考えるから我慢できなくなるんで、我慢を覚えると言うのが就業の元だからだと。そうしたらみんな持つんですよ。
それを勘違いしてね、なかなか魚を触らせてくれないなんて、馬鹿言ってんじゃねぇと。ちっ、ちっ、ちっ
その間に人よりも掃除を上手く、早く、綺麗にできるようになったら、その店の掃除でナンバーワンになるだろう。皿洗いだって何だってナンバーワンになれる要素は沢山ある。もうあいつには適わないって絶対なるんだから。
魚なんかさばかなくったって、すぐにナンバーワンになるんだよと。
とにかく、これまで天ぷら一筋でやってきたけれども、天ぷらがなかったらここまでいい思いはできなかったですね。最初はこんなに細い道なんて思っていたけど、一貫してやり続けていたら何かやたらと太い道路だったんです。
自分で歩いてきたつもりだったけど、本当は他人様に背中を押されてこの道を歩かされてきた。そんな感じがしています。

拍手拍手


お二人のお話を聞いて大変勉強になりました。自分の仕事に対する考え方、周りの人たちのお蔭で自分が存在していること、全てが今生かされているということなんだと思います。
good

早乙女氏がこんなことも言われていました。
人間の魅力っていうのは、その人にロマンがあるかどうかじゃないですか。
夢ですよ・・・
夢を持っている人の所に人が集まって来るんですよ。
  


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